ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人

【ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人】という本を読んだ。

同じ環境で仕事をしていても、考え方や仕事の仕方によって成長するかしないか全然違ってくる、という内容だった。

まずこの本を読んで思ったのは、1、2年前までの私は確実に「伸びない人」だったなぁということ。
高専卒で入社して周りが年上ばかりだったこともあり、仕事に対してずっと甘えみたいなものがあった。
でも今の職場や勉強会などで色々な人と出会ったり話したりしているうちに、自分は開発のプロなんだということを少しずつ意識するようになった。
プロ意識を持っていない人がいい仕事をできる訳がないし、周りの人も任せたくないですよねー。。


そいういえば仕事を始めたばかりの頃は、周りにどう見られるかが気になって、教えてくれている先輩に質問したりするのが怖かったりしたな。
でも分からないということをきちんと伝えることは新しい知識を身につけるチャンスになるし、相手は必ず繰り返し丁寧に教えてくれる。(ありがとせんぱい!)
周りにどうみられるか?ではなく、自分が自分を客観的にみてどう思うか?というのを気にしないといけないですよね。

本の中にも書いてあったけど、「自分自信」と「自分が作ったもの」を分けて客観的にみることができれば、作ったシステムやドキュメントへの批判とかアドバイスもきちんと受け止めて、飲み込むことができる。逆にこの二つを一緒に考えちゃうと素直に受け止められなかったり、反発してしまったりする。
作ったものに対する依存ってどうしても生まれちゃうから、こういう風に考えるの結構難しいですけど・・・。



あとこの本を見てはっとしたのは、"アプリケーションの設計は保守のためにする"のだという部分。(ちょいネタバレですみません)
アプリを作り終えるまでをのことを考えるのではだめで、完成した後、作るのにかけた時間よりずっと長い期間
誰かが保守していくのだから、そのための設計をすべきなんですよね。当たり前だけど普段あんまり意識できてないなー。


年始に読むにはぴったりの本でした。


なんか私が読んだものより新しいVerも出てた↓